守るものがない男たち。占領軍フェミニズムとオタクの誕生 その1

このページはもともと欧米人向けに書いた英語の文章を翻訳したものです。日本語では違和感があると思いますが、そこはご了承ください。グローバル・エリートによる人口削減計画の主たる手段はワクチンですが、フェミニズムもまた人口削減の有効な手段になりうることが日本の経験からわかったことです。これを読んでいる読者の大半はおそらく日本がフェミニズムの国だとは思っていないでしょう。だからフェミニズムが人口削減につながるとは思えない。しかし最後まで聞いてください。先に概要を述べます。近年になって欧米人は日本が人口減少に悩んでいることを知りましたが、その理由が理解できない。しかしその理由は第2次大戦後の占領政策フェミニズムです。一般の常識とは逆に、日本には長いフェミニズムの歴史があります。500年前に日本に来た西洋人宣教師は日本の女性が欧米の女性に比べていかに自由であるかを本国に書き送りました。占領政策のフェミニズムは家庭における父親の権威を失墜させ、多くの家庭が機能不全に陥りました。そして機能不全家庭に育った子供たちはアダルト・チルドレン(自己肯定感の弱い子供)になり、そしてオタクになりました。オタクとは恋愛と結婚をあきらめ、2次元に救いを求める子供たちです。オタクの問題点はただ子供を作らないだけではなく、社会の将来にも関心がないことです。

欧米の受け止め、その1:日本人は奇妙だ

日本の少子化問題について欧米人がどう受け止めていたか、その流れを追ってみます。欧米人が日本のセックスレス問題に気が付いたのは、およそ今から10年ほど前のことです。しかし欧米人は日本のセックスレス問題を自分たちへの警告とは受け止めず「日本人は奇妙で変態だ」という俗説をむしろ楽しんでいました(日本のAVが変態的バラエティに富んでいることは常識ですね)。

The Japanese Love IndustryThe Japanese Love Industry

欧米の受け止め、その2:厳しい経済

その後、欧米人はセックスレスの原因を落ち込む日本経済に求めました。

The Mystery of Why Japanese People Are Having So Few Babies

Japan’s population is shrinking.

日本の人口が減っている

The blame has long been put on Japan’s young people, who are accused of not having enough sex, and on women, who, the narrative goes, put their careers before thoughts of getting married and having a family.

日本の若者はこれまで長いこと批難されてきた。男はセックスをせず、女は結婚をして家庭を築くことよりもキャリアを優先させたと。

But there’s another, simpler explanation for the country’s low birth rate, one that has implications for the U.S.: Japan’s birth rate may be falling because there are fewer good opportunities for young people, and especially men, in the country’s economy.

しかし、日本の人口減少には別の理由があり、それはアメリカの状況にも当てはまるだろう。日本の若者には、特に若い男には仕事がないのだ。


欧米の受け止め、その3:欧米社会への警告?

最近になってアメリカ人はミレニアル世代やZ世代が上の世代と比べてセックスに淡泊であることに気が付きました。そして日本のセックスレスが実は自分たちへの教訓・警告かもしれないと思い始めました。しかし、その原因については、まださっぱりわかりません。下に紹介する記事では若い世代のセックスレスについて、その原因をナンパや肥満など19項目も列挙しています。

"Why Are Young People Having So Little Sex?" The Atlantic Dec 2018

なぜ若者はセックスをしなくなった?

Early on, most Western accounts of all this had a heavy subtext of “Isn’t Japan wacky?” This tone has slowly given way to a realization that the country’s experience might be less a curiosity than a cautionary tale.

初期のころ、欧米でこの話題を語るときは常に「日本人は変態?」という副題が付いていた。しかしこの語り口は次第に好奇心から教訓へと変わりつつある。

Over the course of many conversations with sex researchers, psychologists, economists, sociologists, therapists, sex educators, and young adults, I heard many other theories about what I have come to think of as the sex recession. I was told it might be a consequence of the hookup culture, of crushing economic pressures, of surging anxiety rates, of psychological frailty, of widespread antidepressant use, of streaming television, of environmental estrogens leaked by plastics, of dropping testosterone levels, of digital porn, of the vibrator’s golden age, of dating apps, of option paralysis, of helicopter parents, of careerism, of smartphones, of the news cycle, of information overload generally, of sleep deprivation, of obesity. Name a modern blight, and someone, somewhere, is ready to blame it for messing with the modern libido.

セックス研究者、心理学者、経済学者、社会学者、セラピスト、セックス教育者、若者たちとの数多くの会話の中からセックスレスのさまざまな原因を聞いいてきた。ナンパカルチャー、経済問題、うつ病、精神衰弱、向精神薬、ストリーミングテレビ、環境プラスチックによるホルモン障害、男性ホルモンの低下、ネットポルノ、バイブレーター、出会い系サイト、選択過多、甘やかす親、キャリア主義、スマホ、 情報過多、睡眠障害、肥満などなど

フロイス・レポート

しかし日本人がセックスをしなくなった原因は変態文化でもなければ厳しい経済状況でもありません。原因はマッカーサー・フェミニズムです。しかしそれを(欧米人に)説明する前に、まず日本が女性差別の国だという常識を壊さなくてはなりません。欧米人の頭には、日本は女性差別的な家父長制の国で、女性尊重の点からみて欧米から100年遅れているというイメージがあります。こちらの統計によると、日本のジェンダー・ギャップ・ランキングは153国中の121番です。 The Global Gender Gap Index 2020 Rankings こんなランキングを欧米人から見せられると、普通の日本人は「ああ、日本は女性差別の国なんだ」と、その通りに信じてしまう。しかし、歴史の本をひも解いてみれば、それが間違いであることが分かります。日本は古来から女性尊重の国でした。西洋から日本にやってきた初期の西洋人は16世紀の宣教師たちですが、彼らは日本女性が西洋の女性と較べていかに自由で権利を認められいたかを本国に書き送っています。ポルトガル人宣教師、ルイス・フロイスのレポートから抜粋します。

1. ヨーロッパでは、未婚女性の最高の栄誉と財産は貞操であり、純潔 が犯されないことである。日本女性は処女の純潔を何ら重んじない。それを欠いても、栄誉も結婚(する資格)も失いはしない。

29. ヨーロッパでは、夫が前方を、そして妻が後方を歩む。日本では、夫が後方を、そして妻が前方を行く。

30. ヨーロッパでは、夫婦間において財産は共有である。日本では、各々が自分の分け前を所有しており、ときには妻が夫に高利で貸し付ける。

31. ヨーロッパでは、妻を離別することは、罪悪であることはともかく、最大の不名誉である。日本では、望みのまま幾人でも離別できる。彼女たちはそれによって名誉も結婚も(する資格)も失わない。

32. (ヨーロッパでは)墜落した本姓にもとづいて、男たちの方が妻を離別する。日本では、しばしば妻たちの方が夫を離別する。

33. ヨーロッパでは、ひとりの親族が(女)が誘惑されても、(その奪還のため)一族全部が死の危険に身をさらす。日本では、父母兄弟が見て見ぬふりをし、そのことをあっさりと過ごしてします。

34. ヨーロッパでは、娘や処女を(俗世から)隔離すること、はなはな大問題であり、厳重である。日本では、娘たちは両親と相談することもなく、一日でも、また幾日でも、ひとりで行きたいところに行く。

35. ヨーロッパでは、妻は夫の許可なしに家から外出しない。日本の女性は、夫に知らされず、自由に行きたいところに行く。

45. 我らにおいては、女性が文字を書く心得はあまり普及していない。日本の貴婦人においては、もしその心得がなければ格が下がるものとされる。

The First European Description of Japan, 1585

The First European Description of Japan

中世では日本の女性が特に財産権において、男性と同等の権利を持っていたことが分かります。欧米の歴史は戦争の歴史であり、欧米人には女性は戦利品、所有物という発想があります。しかし女性を所有物と見る発想は日本にはありません。仮にあったとしても、欧米人の所有感覚からすれば微々たるものです。日本では主婦が家計を握り、夫は妻から小遣いをもらう習慣が一般的です。しかしこれは欧米人から見ると考えられないことなのです。

Is it a myth that a significant number of Japanese husbands hand over their salaries to their wives for management?(日本人の夫の大多数が妻にサラリーを渡すという話は本当なのか?)

Why male Japanese wage-earners have only 'pocket money' - BBC News(なぜ日本の男は妻から小遣いもらうのか? BBCニュース)

武士の娘

杉本鉞子(えつこ)の「武士の娘」は第一級の歴史文書です。明治維新期に越後長岡藩の家老の家に生れ、1890年代に結婚のため渡米した杉本は日本の生活を紹介した本を執筆します。1925年に出版された彼女の本はアメリカでベストセラーになり、各国語に翻訳されました。本の中で彼女はアメリカ女性が日本女性と較べていかに金銭的に不自由な状態にあるかを見て驚くと同時に哀れんでいます。

アメリカへ来て、どうしても馴染めないものの一つは、 婦人と金銭に対する不真面目な態度でありました。あらゆる階級の男女、新聞、小説、講演、時としては教会の講壇から諧謔まじりであったにせよ、女が靴下の内にお金を貯えるとか、夫にねだったり、友達から借りたり、何か秘密の目的でそっと貯金したりするというような、おかしい話を暗示されました。おそらく貯えたお金で、客間のカーテ ンを買ったり、夫の誕生日の贈物を購ったりするのであり ましょうが、こんな冗談が、私には合点がゆきませんでし た――そして、時が経つにつれて、色々のことから、この冗談の中に、きびしい事実が根本に横わっているのではな かと思いつき、ますます判らなくなるばかりでございました。 私共の村は小そうございましたから、互いの私事にまで興味を持っていましたので、私も大抵の方とお知合になりました。ここの婦人方は教養のある方ばかりかと思っておりましたが、誰方も一様に金銭についての無責任を平気で口に出しておっしゃいました。身装もよく、お金にも恵まれた方のように見えるのですが、責任ある判断をして、自由に財布の口をゆるめるということがありませんでした。 ある時、教会のバザーで、私も売手に廻っておりますと、 数人の婦人方が、廊下を歩き廻ったり、売店をのぞいたりしたあげく、小さな安物ばかりを買い、高価なものには手も触れず「あとで主人が来たら買わせましょう」とか「男の人が来ると、高いものが売れますよ」とかおっしゃるのでした。日本では、男の人が家庭の品物を買うということは、聞いたこともありませんでした。 またある時、友達と一緒に買物に出かけましたら、途中でその人は夫の事務所へよって、入用だけのお金を貰って来ましたので、ずいぶんおかしなことだと思っていましたが、もっとひどいのは、「母上」と私とで教会の婦人会に 出席した時でありました。この集りでは、何か臨時の支出 のために、寄附をつのることになっていたのでした。婦人会では最近、相当な金額を夫の懐から支出してもらっていましたので、この時は銘々、夫に貰わずに、五ドルずつ持寄ることになっていました。そこで、このお集りで、皆さんがその五ドルを出す時に、どうして手に入れたかを冗談まじりにお話になりました。大抵は、少しずつ、色々な方法で、 貯金したということでありましたが、ある人はこのために、 「大変な犠牲を払った」と前置きしてから、「買ったままで、 一度も彼らないでいた帽子を、帽子屋へ持って行って、五ドル安いのと取替えた」とお話になりました。又、ある人は 他人様から頂いていた芝居の切符二枚を売ったとおっしゃられ、余り豊かでないある会員は、一週間、暇をみては、 あるお金持で会員でない家庭の子供の靴下つぎをしたが、 これからもう一週間しなければならないと、おもしろおかしくお話になりました。 こんなにして、お話を聞いていますと、大変おもしろくて、私は、日本の歌留多会を思い出しておりました。が、 もちろん、このお集りはずっと陽気で、話題もくだけたも のでありました。ところが身装も立派な美しい婦人が立って、貯金の仕方も知らず、お金を儲けるすべも知らず、さりとて、勘定書の数字をごまかすことも、夫にねだることもできなかったので、残されたたった一つの方法をとって、 夫が寝ている間に、ポケットから無断で持って来たと話されますると、一座は湧き返るにぎやかさでしたが、私は悲しくなってしまいました。「残された、たった一つの方法」 だと、お話になってからは、今までのお話が、みんな悲劇 のように思われてなりませんでした。婦人が自由で優勢な、 このアメリカで、威厳も教養もあり、一家の主婦であり、 母である婦人が、夫に金銭をねだったり、恥しい立場にまで身を置くということは、信じられそうもないことであります。

欧米のシステムと日本のシステムは違います。中世の日本女性は政治システムから排除されていたとしても、家庭では主導権がありました。そして女性はそれで満足だったのです。西洋の女性は社会と家庭の両方で主導権がなかったので、西洋のフェミニズムは社会と家庭の両方で女性に主導権を持たせようとします。そのどちらが良いかはここでは議論しません。ただ一つ言いたいことは、日本は歴史的に決して女性差別の国ではなく、逆に女性尊重の国だったということです。

パート2に続く

コメントを追加

制限付き HTML

  • 使用できるHTMLタグ: <a href hreflang> <em> <strong> <cite> <blockquote cite> <code> <ul type> <ol start type> <li> <dl> <dt> <dd> <h2 id> <h3 id> <h4 id> <h5 id> <h6 id>
  • 行と段落は自動的に折り返されます。
  • ウェブページのアドレスとメールアドレスは自動的にリンクに変換されます。
CAPTCHA
この質問はあなたが人間の訪問者であるかどうかをテストし、自動化されたスパム送信を防ぐためのものです。
画像CAPTCHA
画像内に表示されている文字列を入力してください。